本ページでは、R と Python それぞれで機械学習の一手法である、k-NN 法 (k-近傍法, k-Nearest Neighbor 法) を利用した判別分析の方法を紹介します。
本例では、あくまで両環境でのコードや分析結果の表示についての比較の目的で行ったため、分析手法の説明や学習や検証における詳細なパラメータ設定は行っていないことをあらかじめご了承ください。
R での実装例
kknn パッケージを用いて実行できます。
ソースコード
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library(kknn) data(iris) trainset <- iris[1:149,] testset <- iris[150,][-5] knn.model <- kknn(Species ~ ., trainset, testset) summary(knn.model) fitted(knn.model) |
Python での実装例
scikit-learn の sklearn.neighbors.KNeighborsClassifier
クラスを用いて実行できます。
ソースコード
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from sklearn.datasets import load_iris from sklearn.neighbors import KNeighborsClassifier iris = load_iris() X, y = iris.data[:-1], iris.target[:-1] knn = KNeighborsClassifier() knn.fit(X, y) print(knn.predict([iris.data[-1]])) |
出力結果
“2” と出力されているのは “Virginica” なので、正しく推定できたことがわかります。