matplotlib で折れ線グラフを描く

Last update: 2016-06-22

本ページでは、Python のグラフ作成パッケージ Matplotlib を用いて折れ線グラフ (line chart) を描く方法について紹介します。

matplotlib.pyplot.plot の概要

matplotlib には、折れ線グラフを描画するメソッドとして、matplotlib.pyplot.plot が用意されてます。

matplotlib.pyplot.plot の使い方

matplotlib.pyplot.plot メソッド は、内部的に matplotlib.lines.Line2D クラスを参照しているため、使い方は、matplotlib.lines.Line2D クラスを参考にします。

matplotlib.pyplot.Line2D クラスの主要な引数

xdata (必須) X 軸方向の数値
ydata (必須) Y 軸方向の数値
linewidth 線の太さ
linestyle 線のスタイル。‘solid’ (実線), ‘dashed’ (破線), ‘dashdot’ (破線&点線), ‘dotted’ (点線) から指定。(デフォルト値:”solid”)
color 線の色
marker マーカーの種類。参考: matplotlib.markers (デフォルト値:”None”)
markersize マーカーの大きさ
markeredgewidth マーカーの枠線の太さ
markeredgecolor マーカーの枠線の色
markerfacecolor マーカーの塗りつぶしの色
markerfacecoloralt マーカーの塗りつぶしの色 2。fillstyle で left, right, bottom, top を指定した際、塗りつぶされない領域が ‘markerfacecoloralt’ で指定された色となります。 (デフォルト値: ‘none’)
fillstyle マーカーの塗りつぶしのスタイル。‘full’ (全体), ‘left’ (左半分), ‘right’ (右半分), ‘bottom’ (下半分), ‘top’ (上半分), ‘none’ (塗りつぶしなし) から選択。
antialiased アンチエイリアス (線を滑らかに描画する処理) を適用するかどうか。False または True から選択。

グラフの出力例

5 件のデータについて折れ線グラフを出力します。

line1


線の太さや色など見た目の設定

線の太さを 4、線の色を赤 (red) に指定

line2

複数の線を出力。上から、実線、破線、破線&点線、点線。

line3


マーカーを表示

マーカー(丸印: o)を出力

line4

マーカー(丸印: o)、枠線なしで出力

line5

マーカーをダイヤモンド型 (D)、サイズ 12、マーカーの枠線のサイズ 3、マーカーの枠線の色 青、マーカーの塗りつぶしの色 水色で出力。

line6

マーカーをダイヤモンド型 (s)、サイズ 12、マーカーの枠線のサイズ 3、マーカーの枠線の色 青、マーカーの塗りつぶしの色1 青、マーカーの塗りつぶしの色2 赤、マーカーの塗りつぶし方法 左半分で出力。

line7

アンチエイリアス (線を滑らかにする処理) を無効化 (上側)

line8


凡例、タイトル、ラベルなど

グラフのタイトル、X 軸、Y 軸の名前 (ラベル)、グリッド線を表示

line9

左上 (loc=2) に凡例を追加

line10


棒グラフと折れ線グラフを混在して出力

line11

参考:
pyplot — Matplotlib 1.5.1 documentation
lines — Matplotlib 1.5.1 documentation

See also