Ubuntu Linux に TensorFlow をインストール

Last update: 2016-07-17

本ページでは、Google Brain Team によって開発された、ディープラーニング (深層学習) をはじめとするオープンソースの機械学習エンジン、TensorFlow のインストール手順について紹介します。

なお、2016 年 7 月時点では、TensorFlow は Linux および Mac のみでのみ利用可能であり、Windows のバイナリ (実行体) は未提供のため、本手順では、Linux (Ubuntu 16.04 LTS) を用います。

本手順は、Ubuntu と Anaconda のインストールが完了した状態から開始します。Python のバージョンは Python 3.5 (Python3) を用います。Anaconda のインストールが済んでいない場合は、Anaconda を利用した Python のインストール (Ubuntu Linux) の手順でインストールすることができます。


インストール手順

Terminal を起動し、以下 conda コマンドを実行し、「tensorflow」という名前の環境を作成します。

tensorflow-install1

y キーを押してインストールを進めます。

tensorflow-install2

インストールが無事に完了すると、以下のように表示されます。

tensorflow-install3

実行後、以下コマンドを実行し、環境をアクティベートします。

tensorflow-install4

続いて、以下コマンドで、CPU 版の Linux 用パッケージ (バージョン 0.9) をインストールします。
なお、GPU 版や他のバージョンをインストールする際は、参考ページをご覧になって読み替えてください。

tensorflow-install5

tensorflow-install6


Jupyter Notebook (旧称: iPython Notebook) を利用できるようにする

Jupyter Notebook を利用するには、アクティベート後に以下コマンドを実行し、Jupyter Notebook をインストールします。

tensorflow-install7


サンプルプログラムを実行して、インストールできていることを確認

以下のように、サンプルの Python プログラムがエラーなく動作し、それぞれ、'Hello, TensorFlow!' , 42 と表示できていれば、正しくインストールできています。

tensorflow-install8


ディアクティベート

TensorFlow を使い終わった際は、以下のようにディアクティベートする必要があります。

先頭の (tensorflow) の表示がなくなり、Tensorflow の環境から抜けたことがわかります。

tensorflow-install9


再アクティベート

TensorFlow を再度使う際は、以下コマンドでアクティベートして使います。

先頭に (tensorflow) と表示され、環境が切り替わっています。

tensorflow-install10


インストールが終わった後は

上記の手順で無事、インストールが完了したら、「TensorFlow で手書き文字認識」のチュートリアルを実行してみましょう。

参考: Download and Setup

See also