matplotlib で散布図 (Scatter plot) を描く

Last update: 2016-06-26

本ページでは、Python のグラフ作成パッケージ Matplotlib を用いて散布図 (Scatter plot) を描く方法について紹介します。

matplotlib.pyplot.scatter の概要

matplotlib には、散布図を描画するメソッドとして、matplotlib.pyplot.scatter が用意されてます。

matplotlib.pyplot.scatter の使い方

matplotlib.pyplot.scatter の主要な引数

x, y グラフに出力するデータ
s サイズ (デフォルト値: 20)
c 色、または、連続した色の値
marker マーカーの形 (デフォルト値: ‘o’= 円)
cmap カラーマップ。c が float 型の場合のみ利用可能です。
norm c を float 型の配列を指定した場合のみ有効。正規化を行う場合の Normalize インスタンスを指定。
vmin, vmax 正規化時の最大、最小値。 指定しない場合、データの最大・最小値となります。norm にインスタンスを指定した場合、vmin, vmax の指定は無視されます。
alpha 透明度。0(透明)~1(不透明)の間の数値を指定。
linewidths 線の太さ。
edgecolors 線の色。

グラフの出力例

以下例では、100 個 × 2 軸の乱数を2次元座標上にプロットします。

scatter1

サイズ、色、不透明度、線のサイズ、色を指定

scatter2

マーカーを指定 (星印)

scatter3

グラフのタイトル、X 軸、Y 軸の名前 (ラベル)、グリッド線を表示

scatter6


カラーマップを指定して、値に応じてマーカーを着色

引数 s の値の大小に応じて、色の濃淡やグラデーションで表現することができます。

scatter4

上記に加えて正規化における最大値 (0.6)、最小値 (0.4) を指定
(右側の凡例の目盛が変わっているのがわかるかと思います)

scatter5

参考: pyplot — Matplotlib 1.5.1 documentation

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